セルフホワイトニングって実際どうなの？｜神戸北野Nデンタルクリニック

　　こんにちは。神戸市中央区　北野　元町駅　トアロード沿いにあります神戸北野Nデンタルクリニック院長の中村です。

　本日は最近目にすることも多くなったセルフホワイトニングについてお話したいと思います！

　まず、概要ですがホワイトニングにも色々な種類があります。

①歯科医師や歯科衛生士などの国家資格を持った者のみが使用できる薬剤を用いて院内で行うオフィスホワイトニング（オパールエッセンス３５％　ティオンオフィス　ハイライトなど）

②マウスピースを作製し自宅にて低濃度の薬剤などを用いて自分で行うホームホワイトニング（オパールエッセンス１０％　ナイトホワイトエクセル　ティオンホームなど）

③サロンなど資格がなくても扱える薬剤を用いて行うセルフホワイトニング（HAKARA ミュゼなど）

　大きくこの３つに分けられます。

　オフィス・ホームホワイトニングの解説は以前解説したものがありますので、こちらをご覧ください！

ホワイトニングについて

 

　これらの一番の違いは国家資格の有無で扱える薬剤を使うかどうかです。　もちろん大きくその効果には違いがあります。

　なぜホワイトニング剤を使用するのに国家資格が必要なのかと言うと、間違った使い方をすれば歯や歯茎にダメージを与える可能性がある薬剤を使用するからです。歯を白くするほど強力な薬剤ですから多少の危険性はあります。

　ですのでなんの知識もなく使用するわけにはいかないのです。　

　こう聞くと怖く感じますが、お医者さんが処方する薬と一緒です。

正しい知識を持った人が正しく使用すれば問題ありません。危険などころか良い結果を得られる可能性が高くなります。

 

　一方、セルフホワイトニングは、基本的には誰でも扱える安全な薬剤のみの使用に限られます。　言い換えれば薬剤さえ手に入れば知識のない人でも行えてしまうリスクがあるのです。

　セルフホワイトニングは医療行為ではないため歯科医師の診察などもなく施術も原則行いません。

　セルフホワイトニングの多くは重曹やポリリン酸、炭酸カルシウムなどで、ホワイトニング以外にも使用される安全な材料になります。歯肉や口腔内に触れたとしても比較的安全なものなのです。　しかしその分、効果に関してはオフィスホワイトニングに比べて劣ってしまいます。　

　セルフホワイトニングに含まれる成分は基本的には歯の表面のみの汚れを落とす役割を持ちます。　ですので、ステインやヤニなど歯の着色を落とすことには非常に効果的となります。　また、歯の内部までは浸透しないため痛みが出にくいのもメリットです。　また、安価に材料が手に入ることもありリーズナブルに手軽に行えることも良いところと言えます。

　ただ、歯の表面のみに作用するため一回一回の効果は薄く何度も通う必要が出てきます。また、深部には浸透しないため歯そのものの色を漂白することは出来ないので期待した色味まで白くならない可能性があります。

　以上からセルフホワイトニングは、手軽に短い間隔でホワイトニングを行いたい人、歯の表面の汚れが気になる人、着色が軽度の人、などにお勧めです。

 

　上記とは違いオフィスホワイトニングには過酸化水素などが用いられ、歯の表面だけではなく深部にまで浸透し歯の象牙質まで漂白することが可能です。一回で歯が白くなる可能性が高く、効果も大きいのが特徴です。

　ただ、内部まで浸透するため一時的な知覚過敏が起きたり、歯茎に触れると痛みが出ることがあります。しかし、これらは一時的なもので数日のうちに消失することがほとんどです。歯の神経を抜くほど症状が出ることはまずありませんのでご安心ください。

 

以上まとめると

セルフホワイトニングのメリット

　①誰でも手軽に行える

　②比較的安い

　③歯科医師の診察などはないので早く終わる

　④オフィスホワイトニングに比べて痛みが出にくい

　⑤表面の汚れを落とすのには最適

デメリット

　①資格がいらないので専門的知識のない人でも行えてしまう

　②１回で効果が出にくく何度も通う必要がある

　③歯科医師の診察がないので虫歯や歯周病の治療がないまま行われてしまう（痛みやムラの原因になる）

　④自己責任

などといったところでしょうか。

 

　最近広まりつつあるセルフホワイトニング。

場所が駅近のことも多く、安価・手軽であるため多くの人のニーズにあったものであることは間違いないと思います。　

しかし、決して医療行為ではないため、何かあった時に歯科医師の診察などスムーズに受けられない可能性があります。　

　受ける際にはしっかり説明を受けていただきトラブルのないよう慎重に選んでいただくことをお勧めします！

もちろん病院で行うホワイトニングにもメリット・デメリットが存在しますのでわからないことがあればいつでもご相談くださいね！

 

　神戸北野Nデンタルクリニック

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