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親知らずってどうしたらいいの......?|神戸北野Nデンタルクリニック

親知らずってどうしたらいいの……?

  こんにちは! 神戸市中央区中山手通 トアロード沿いにあります 神戸北野Nデンタルクリニックです!

最近親知らずがはえてきた気がするけどどうしたらいいの?

昔行ってた歯医者では様子を見ましょうって言われたけど……..

 

すごく邪魔なわけじゃないけどたまに悪さをしてくる親知らず。

日本人の70%ぐらいがなんらかの形で親知らずを保有しており、そのうちキレイに生えてくるのは30%ぐらいと言われています。

斜めに生えてきたり、生えずに真横に埋まってしまったり、生えてきたものの磨きづらくて虫歯になりやすいのが親知らずです。

親知らずは一体どう扱うのが良いのでしょうか。今回はパターン別に治療法を紹介していきたいと思います。

 

①真っ直ぐキレイに生えてきた時

   

 なんの問題もなく生えてきた時には無理に抜歯する必要はありません。虫歯や歯周病にならないようしっかり磨いていきましょう。 もし虫歯になってしまった場合には個々人で治療が大きく変わってきます。基本的には親知らずが虫歯になれば他の歯と同じように治療してしまえば問題ありません。しかし親知らずは口の中でも最も奥に生えるため、人によっては治療器具が届かない可能性が出てきます。その場合は完全に虫歯が取りきれず後々痛みが出てしまう原因になることがあります。 

そのまま虫歯が大きくならないか経過観察したり、ダメ元で治療したり、噛み合わせに問題がないようなら抜歯したりとその対応は様々です。 ここら辺をしっかり説明して治療してくれる歯科医院を選ぶことをオススメします。

キレイな親知らずを置いておくと、他の歯が抜歯になった場合に移植できる可能性もあります。もちろん全ての場合で可能なわけではないですが、そこまで先を見通せるのが理想的です。

 

②斜めに生えてきた時 半分程度埋まっている時

 この場合のみ抜歯を考慮することをオススメします!

完全に埋まっていると抜く方がリスクが高くなってくるのですが、少しでも口の中に見えてきた時には抜歯した方がメリットが高くなる可能性があります。なぜかというと少しでも生えた時点でその親知らずは虫歯になる可能性が出てくるからです。 しっかり磨ければ大丈夫なんですが、一番奥であること、歯茎に覆われているためさらに磨きにくく、無理をして歯茎に食べかすなどを押し込んでしまうと歯茎が大きく腫れる原因にもなります。  半萌出と言いますがこの状態の親知らずが最も悪さをしますので、ぜひ歯科医師に相談してください。  

 ただ、埋まっている場合の親知らずの抜歯では下顎を走る神経と血管に親知らずが当たっていることがあります。 無理をして抜くと唇などに痺れが残ったり大量出血を招く危険性もあります。

 CT撮影などを行い、抜歯前にしっかりと分析してくれる歯科医院で相談しましょう!

 

③完全に埋まっている時

 この場合は悪さをしてこない限り抜歯はやめておきましょう。

いろいろな考えがあるかと思いますが、歯茎や骨の中に完全に埋まっているような親知らずに関しては私的には抜歯をオススメしません笑  抜歯をするために歯茎を切開し、多くの骨を削る必要があります。そのため術後に大きく腫れる可能性も高まります。また、ほとんどのケースで親知らずと下顎内の神経が近いと思われますので、親知らずのせいで歯茎が腫れる・強い痛みがある、などの症状がある時以外ではデメリットの方が明らかにメリットを上回ると思われます。 強い希望がにない限りは抜歯を見送るというのも良いかと思います。

 基本的にはオススメしませんが、当院でもやむをえず抜歯することがあります。それは矯正治療を行う時です。明らかに親知らずが歯を動かす際に邪魔になるようなら抜歯を検討します。 ただ上記に述べたようなデメリットもありますのでここも患者と歯科医師の綿密な相談が必要かと思います。

 

④抜歯をすることで明らかに神経を傷つける時

 この場合も抜歯はやめておきましょう

しかしあまりにも痛みや腫れを繰り返すときは別です。

 私も数人、痛みや腫れが強すぎるために神経麻痺が確実に残るであろう抜歯をおこなったことがあります。実際にそのうちの半分ぐらいが何かしらの神経症状が残ってしまいました。しかし、そのうちの半分ぐらいは内科との連携治療により回復した、というのが現状です。20%ぐらいの患者さんが唇や皮膚に何かしらの感覚麻痺が残ってしまっています。

 昔はそれを覚悟の上で親知らずを完璧に抜歯するようにしていましたが、最近では親知らずの上の部分だけを抜歯し、神経に近い根っこの部分は残して終えることもあります。 これは研究からも非常に有効な治療であることが分かっており。止むを得ない抜歯の際には採用することがあります。 ただ、少し難しいのと、根っこは無事であることなど条件が限られてきます。また、抜歯後残った根っこに感染が起きることもありますので注意深く経過観察することが重要です。

神経に近いかどうかは、普通のレントゲンでは絶対に分かりません。ある程度は分かりますがあと何mmで神経に当たるのか根っこのどの位置が神経と近いのか、などはCT撮影をしない限り分かることはありません。

インプラントや矯正治療を行なっている医院や大学病院では設備が整っていることがほとんどですので紹介してもらうのも良いかもしれませんね!

 

以上パターン別に説明させて頂きました。 まとめると

①親知らずは無理に抜く必要はありません

②虫歯や歯周病になり痛みや腫れが出てしまう時には抜歯がオススメ

③神経に近い時にはCT撮影でしっかり確認してくれる歯科医院にしましょう

④抜歯するときのメリット・デメリットを確実に説明してもらいましょう

 

といった感じでしょうか。 とにかくしっかりと検査・分析をしてくれて相談に乗ってくれる歯科医院を選びましょう。

当院ではもちろんCT撮影を行い、危険性が高い場合には抜歯をしない、口腔外科を紹介するなど適切な対応を説明させて頂きます!気になった方はいつでもご相談くださいね。

 

 

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