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こんにちは! 元町 神戸北野 トアロード沿いにあります神戸北野Nデンタルクリニック院長、中村誠基です。
「もうすぐコロナのワクチンを受けるんですが治療して大丈夫ですか?」という質問を多くいただいております。
今のところ、これに関しては明確なエビデンスはなく歯科医師個々の考えや判断に委ねられているのが現状です。
●通常の歯科診療であれば、ワクチンの副反応が強くなければ通常通り行なっても良いかと考えられます。ただ、あまりに日が近すぎると麻酔や投薬に伴う体調変化なのか、ワクチンの副反応なのか判別しにくいため3日前後空けるのが好ましいのではないかと考えられます。
ただ抜歯などの口腔外科処置に関しては、厚生労働省や日本口腔外科学会が現状でのガイドラインを示しておりますのでそれを紹介しながらお答え致します。
http://www.jsoms.or.jp/medical/pdf/2021/0604_01.pdf
医師会や麻酔学会などの情報を元に述べらていますが、まとめると
①口腔外科処置後のワクチン接種
数日間(最大で1週間) 手術による反応か、ワクチンによる副反応か判別しにくいため
もしくは
2週間 手術や麻酔により免疫能が低下し、抗体産生に悪影響を及ぼす可能性があるため
②ワクチン接種後の口腔外科処置
3日程度 ワクチンの副反応が収まり次第可能
通常の不活化ワクチンであれば1週間程度、最近では3日程度空けるのが妥当とされている。
ただ、手術の大きさによってその期間は調整されるべきかと思われます。
全身麻酔を伴うような大きな手術であれば2週間程度もしくはそれ以上の経過観察が必要かもしれません。
これらはあくまで現状のガイドラインであり、その医院ごとの先生により考え方が違う可能性もあります。どの考え方が正しくて間違いなのかはまだ分かりませんので、よくご相談していただくのが良いかと思います。
コロナワクチンに関しては様々な意見が飛び交い、真実がわからない状態になっています。絶対安心・安全だと言われるものはそもそもなく、それを証明するのは非常に難しいです。その反面、ありもしないデマを流したり、ある側面だけを見て批判や否定することはとても簡単です。
今後もおそらく副反応や、ワクチン接種後の死亡、などど言ったニュースが飛び交うと思いますが、データや意見をしっかりと見極め我々は情報を発信していきたいと思います。 皆さまにおかれましても、ネットやSNSだけの情報を鵜呑みにせず、色々な方の意見を参考にすることをお勧め致します!
以上、コロナワクチンと歯科治療についてのお話でした。不安や疑問などあればいつでもご来院いただきご相談下さいね!
078-891-3303 神戸市中央区中山手通2−24−1
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