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こんにちは! 神戸 元町駅 トアロード沿いにあります神戸北野Nデンタルクリニック院長の中村誠基です。
様々な用途で用いられるマウスピースですが、一体どのような効果があるのでしょうか。
主に歯科治療で用いる際のマウスピースについて解説させて頂きます。
①予防用マウスピース(ナイトガード)
歯科で多く作成されるのがナイトガードと呼ばれる種類のマウスピースです。夜寝る時だけの使用になりますが、歯ぎしりや食いしばりから歯を守るために用いられます。マウスピースで歯を保護することによってすり減りなどを防止します。ただ、これ自体に歯ぎしりや食いしばりを治すような効果はなく、あくまで歯へのダメージを減らす役割になります。
②顎関節症治療用マウスピース
口が開かない、顎に痛みがある、など顎関節症状が出てしまった時に用いられるもので、症状によっては日中も使用したり、症状が出た時だけ使用したり様々なタイプがあります。ただ、顎関節症は噛み合わせや、ストレス、筋肉のコリなど様々な要因が考えられるため、マウスピースを用いたとしても確実には治せないのが現状です。
③咬合治療用マウスピース(バイトプレーン)
噛み合わせが大きく乱れてしまった人に使用します。これも様々なタイプがありますが、マウスピースの表面をフラットにして、噛んだ時にわざと噛み合わせが定まらないようにします。これにより、筋肉や骨格により決まっている本来の噛み合わせを確認し、治療の最終目標を定めていきます。この治療は大変難しく、歯科医師も患者さんも根気よく治療することが重要になります。
④スポーツ用マウスピース
文字通りスポーツ時に装着するマウスピースです。上記3つのマウスピースとは大きく形状が異なることが多く、人との接触時や、過度な食いしばりによる衝撃から歯を保護する役割があります。単純に型取りだけを行い作製することも多いと思いますが、この際にもしっかりと噛み合わせを確認した方が保護だけではなくパフォーマンスの向上に繋がるであろうと思います。
細かく分けるとまだまだマウスピースには種類があります。もし作ってもらう時にはしっかりと用途を確認し正しく使うことを心がけて下さいね。
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