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こんにちは、神戸市中央区 中山手通 元町駅 トアロード沿いにあります神戸北野Nデンタルクリニックです!
本日は最近歯科でも注目されるようになってきている、プロバイオティクスについてのお話です。
プロバイオティクスとは、「腸内フローラのバランスを改善することによって宿主の健康に有益な作用をもたらす生きた微生物のこと(最近ではそれが含まれる食品)」を指します。
なんだかちょっとわかりづらいですが、ビフィズス菌(ヨーグルト)、ヤクルト(乳酸菌シロタ株)などを想像して頂けるとわかりやすいかと思います。 摂取すると健康になるんだろうな、というイメージが湧くのではないでしょうか。
食べ過ぎやストレスなどにより、下痢や便秘などを起こし腸内に悪玉菌が増えてしまった時に、ばらんすを整えてくれるいわゆる善玉菌としての役割を果たします。摂取したからといって即効性があるわけではなく、日常的に摂取することで環境を改善させることを狙いとするイメージです。
大体は乳酸菌であることが多いですが、納豆菌や酪酸菌などもあります。乳酸菌なのでヨーグルトやヤクルトのような形で摂取するのが効率的になります。発酵食品に多く含まれており、漬物などからも摂取することが出来ます。
ビフィズス菌 ブルガリア菌 ラクトバシラス・カゼイ・シロタ株 LG21乳酸菌 カルピス菌
などなど、商品名になっていることも多く様々な種類があります。これらは腸の調子を整えたり、免疫力のアップやピロリ菌の繁殖抑制など色々な効果をもたらしてくれます。
この中で口の中に好影響を与えてくれる菌が最近注目されつつあります。
その代表的なものがロイテリ菌(L.reuteri) という菌になります。非常に歴史の古い菌で30年以上研究が続けられており、臨床的にも効果があると認められています。アンデス地方の女性の母乳から培養された菌で、元々多くのヒトが保持していたと言われています。 日常的に摂取していくことで口の中の環境を改善することが出来ると言われています。
また、最近話題になっているのが 8020菌(L.rhamnosusKO3)と呼ばれる菌です。私の出身校でもあります広島大学の二川浩樹教授によって発見された菌です。二川教授の研究クラブであったバイテックに所属する虫歯に罹ったことのない学生たちの唾液を採取し、その中から虫歯などの抑制効果のある菌を分離したところ発見された菌になります。 今はヨーグルトやタブレット、洗口剤などに含まれた商品が出ていて、摂取すると虫歯菌、歯周病菌、カンジダ(カビの一種)などの抑制が出来ると言われています。 私も在学中に細菌学教室にお世話になっていましたが、このヨーグルトを使って本当に菌の繁殖を抑制出来るのかこっそり実験したりしました笑(もちろん効果があったのでここで紹介しています笑)
プロバイオティクスは色んな種類があり様々な良い効果を人体に与えてくれると言われています。ただ、即効性はないため効果が目に見えにくいのも事実です。 基本的にはプロバイオティクスは人体に対して副作用がなく、元々腸内にいたものになります。また、その中でも特定保健用食品(トクホ)はしっかりとした検証がなされた上で販売されておりますので、安心して摂取していただいても大丈夫かと思います。
興味を持たれた方は是非一度試して頂き効果を確認してもらえたらと思います!
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