虫歯や感染部位の除去
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根管治療とは

神戸市中央区・三宮・元町エリアに位置する神戸北野Nデンタルクリニックでは、根管治療を行っています。
根管治療(こんかんちりょう)とは、歯の内部にある神経や血管(歯髄)が炎症や感染を起こしたときに、それらを除去し、根の中をきれいに洗浄・消毒して密閉する治療です。この治療は、「歯を抜かずに残すための最後の手段」と言われており、虫歯が深く進行したケースや、以前に治療した歯が再び炎症を起こした場合などに行われます。
根管治療が必要になる主なケース
以下のような症状や状態のとき、根管治療が必要になることがあります。
歯髄炎
虫歯が進行して神経に達し、炎症が起きている状態。
歯髄壊死
神経が死んでしまい、回復が見込めない場合。
根尖性歯周炎
炎症が根の先端(根尖)から骨に広がっている状態。
歯の破折・外傷
事故などで歯が割れて神経が露出したとき。
過去の治療の不備
以前の治療で細菌が残っていたり、密閉が不十分だった場合。
「噛むと痛い」「歯がズキズキする」「歯ぐきが腫れている」「歯が変色している」といった症状がある場合は、歯科医院での診断が必要です。
根管治療の流れ
前歯であれば2〜3回程度の通院、奥歯では5〜6回程度が必要になることが多く、状態によってはさらに回数がかかることもあります。
STEP 01
STEP 02
神経(歯髄)の除去と根管内の清掃・消毒
STEP 03
根管内の密閉(根管充填)
STEP 04
土台(コア)を作成し、クラウンを被せる
根管治療を行わないとどうなるか
根管治療が必要な状態を放置すると、以下のようなリスクが生じます。
炎症や感染が広がる
骨や歯ぐきにまで炎症が及び、膿が溜まったり顔が腫れることもあります。
強い痛みが続く
日常生活に支障が出るだけでなく、睡眠や食事もままならないことがあります。
歯の寿命が縮まる
骨が失われると歯の支持力が低下し、最終的に抜歯が必要になります。
見た目の問題が生じる
神経が死んだ歯は黒ずんで見た目が悪化。前歯であれば特に目立ちます。
全身の健康に影響
感染が血流を通じて全身に広がるリスクもあり、糖尿病や心疾患、妊娠中の合併症と関連することが分かっています。
一時的に痛みがなくなることもあります
神経が完全に壊死すると、一時的に痛みを感じなくなることがありますが、これは「治った」のではなく悪化のサインです。そのまま放置すると、骨の中で炎症が進行し、根尖性歯周炎や膿瘍の原因となります。「急に痛みが消えた」「歯の色が黒ずんできた」などの症状がある場合も、必ず歯科医院を受診してください。
歯を残すための一歩を

根管治療は、進行した虫歯や感染から大切な歯を救うための専門的な治療です。治療を中断したり、放置することで失う歯は、将来的に噛み合わせ・見た目・健康寿命にも大きく影響します。違和感があるときは早めの受診を。まずはお気軽にご相談ください。